Tuesday, June 30, 2015

JABI Hourに参加して

今日のインターン先での仕事はいつもと違う終わり方をした。通常通りならば、5-6時に仕事を終え家に帰る用意をするのだが、今日はその後、JABI Hourの準備をし始めた。JABI HourとはJABIに属する人や、興味を持つ人が集まり自由に話す場で、私は今回が初めての参加となった。参加者の大半は独立し、現在各々の会社を持つ人や独立を考えている人達が多く、起業を目指す私にとっては、大変勉強となる時間だった。

最初は参加者それぞれの2分間の自己紹介と質疑応答で始まったが、予想通り、皆話す内容と質問したいことが多く、時間を越えるのが当たり前となった。彼らの人生は、私が聞いたことも経験したこともない波瀾万丈なもので、とても新鮮なものだった。独立に至った経緯や理由は、私のモチベーションを上げるには十分すぎるものだった。私の自己紹介の番が来た時は少し緊張したが、言いたい事とそれについて尋ねたい事を聞けた。そして、私へのアドバイスは的確なもの、そして、独創性に溢れるものがあり、学び、吸収するものが沢山あった。

話のトピックは数え切れないほど多岐にわたり、ビジネスの話から政治の話、物理、安保やエイリアンなど雑学的な話まであった。普段、私の友達と話す内容とはまったく違う内容と質で飽きることがなかった。特に、起業とは関係ないが、安保に関する議論は、テレビに出てくる著名人の討論を聞いているようだった。

私の母は沖縄出身なので、個人的にはいろいろ思うことがあった。常日頃から思っている事だが、集団的自由権の行使について、政府は戦争が起こることを前提に話しているような気がするので嫌気がさしている。現在はアメリカに守られている状況で、日本に何かあればアメリカが助けてくれる。だが、反対にアメリカになにかあれば防護可能にするというものだ。そうなれば『戦争』ではないかもしれないが、自衛隊の中から戦闘により死者が出る可能性も出てくるかもしれない。そうなれば状況も一変するだろう。無知な私だが、個人的には、日本が昔の過ちをまた繰り返しかねないと懸念している。

政治に対して若者はどのように考えているかという質問も話の中で出てきた。私自身、政治はあんまり知っている方ではないが、海外に留学し、いろんな学生と話、日本の現状をより客観的にみれるようになって思ったのは、今の日本では若者の興味のベクトルは、先進国の中でも得に平和な日本であるがゆえ、いろんな方向にあり、あまりにも政治に関心のない学生が多すぎるという事だ。「知る、知らない」の前に関心がなければ考えることもない。もちろん、真面目に考えている学生も沢山いるが、その逆も然りだ。私、ビジネス、起業、日本に携わるものとしては、日本の政治状況や他国との問題は大変大切なものなので、これからも注意していきたい。

次回のJABI Hourはどのようになるか、もう既に楽しみにしている。普段考えないようなことを考える機会を与えてくれ、そして新しい考えを生み出してくれた数々のアドバイスを聞くことができ、とても良い経験になった。JABI Hour感謝である。

吉田昌平 JABI 学生会員–Intern from Wittenberg University/関西外大-

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