Wednesday, December 1, 2010

産みの苦しみ

今春にJABIがスタートし、9月に非営利団体の登録が受理され、今日に至る。

今春の説明会で新規会員をシリコンバレー募集し、現在40名弱集まった。本 格的活動がはじまり、日本の地方自治体への告知も6月から始まった。

スタートから6ヶ月、会員に対するサービス内容が十分でないのを不満と思っておられる 会員も多くだろう、しかし、ゼロからのスタートなので、今は「産みの苦しみ時期」であるとJABI会員にはご理解頂ければと思う。スタートの時点で運営資 金があったわけではないので、参加会員のボランティア貢献による基盤の構築が現状況である。つまり、目的を達成すための準備期間である。

アメリカで独立し活躍されている一匹オオカミ達が会員として集まっているわけなので、様々な考えが存在する。一匹オオカミは基本的には群れないので、本コ ンソーシアムに属する事自体、「矛盾」と感じるかもしれない。しかし、皆が同じ理念と目的のために集まっていると考えれば、本コンソーシアム設立の意味を 再認識できる。

早く、基盤を整え、日本の中小企業によるアメリカ進出の支援に貢献出来ればと考える毎日である。

Tuesday, July 13, 2010

日本の海外進出動向

すこし前になるが、中国地方に引き続き、6月中旬に大阪市海外プロモーション、財団法人 大阪産業振興機構、財団法人 京都高度技術研究所の方々を訪問 し、JABIの案内、意見交換をさせて頂いた。

JABIの主旨については、賛同頂き、興味を持っておられる中小企業に紹介して頂けるとの言葉を頂き安心した。

しかし、現在、多くの日本企業の海外進出は中国、ベトナムを中心に動いているとの事。理由は低コスト製造と市場である。

マーケットに近いところで、製造するのは自然の流れであるが、単に中国での低コスト製造は品質の低下、そして製造技術の漏洩/供与につながる。また、成長 期にみられる人件費高騰の中では、普遍的な低コスト製造が行えるかは疑問である。(それが故にすでにベトナムなど、より低賃金の国へすでに移行しているわ けだが。)

当然、中国での製造技術が高まるという事は、競争相手を日本メーカーが自ら作り上げることにも繋がる。よって、現在の中国良景気に対して、日本の進出メー カーがいつまで利益を上げれるのかを十分に検討する必要があると勝手に心配してしまう。

先日訪問した某日本メーカーが、「今までは、品質で売っていたが、中国マーケットに対応するため中国で製造を始めたら、今要求されるのは、1に納期、2に 価格、3に品質だ。」と教えてくれた。

この動きによって、これからますます、物造りが難しくなる。今までの日本製品に対する品質価値が薄くなるのだ。単に、値段を問われる市場で果たして日本は どんな物造りをしていくのだろう?

もっと、目先の利益にとらわれず、マネのされない付加価値の高いものづくり、仕組みを考えていく必要があると痛切に感じる。そのためにも、多様化文化、イ ノベーションの高いシリコンバレーで製品開発を行い、世界のマーケットを攻める方が長期的であると考えるのは私だけだろうか?

大永英明

新しい市場を創るという「志」がイノベーションを生み出す

というタイトルで、Japan.Internet.comに、インタビュー記事が掲載されました。

イノベーションは、市場がなければ、イノベーションではないという「ごく当たり前のこと」を、お話ししました。
シリコンバレーは、市場開拓をひたすらやり 続けている、世界でも稀有な場所です。

ご一読下さい。

http://japan.internet.com/busnews/20100713/4.html

八木 博

Saturday, June 19, 2010

東京MOT会にJABIを説明

去る6月5日に東京大学工学部教室で行われた東京MOT会で専門分野のロボットとJABIの話をしてきた。
http://kokucheese.com/event/index/2714/
東京MOT会 とは、東京にある MOT各校 (Management of Technology – 技術経営)(基本的には専門職大学院6校、農工大、東工大、早稲田、芝浦、理科大、日本工業大に加え、東大、金沢工業大学、北陸先端の9校)とMOTに興 味のある企業人、受験予定者を対象に以下の4点を目的としている会だそうだ。

1)同じ勉強している生徒同士交流をはかる、
2)MOT人材のPR・社会的認知度向上、
3)興味があるMOT領域の課題について深く掘り下げるための勉強 会開催、
そして、
4)MOT大学院のカリキュラム以外で足りないものを生徒発で実現する。

そこで、専門のロボット以外にシリコンバレーとJABIの話をしてきたが、大学生、大学院生、社会人、教授とかいろんな背景の人達と意見交流が出来、有意 義な時間を持てた。皆、ビジネス、シリコンバレー、起業に興味を持っている人達なので、非常にレベルの高い、Q&Aの時間を持つ事ができた。

その上、偶然にもロスアンジェル在住のJABIナビゲーター会員の長富さんも出席され、JABIの多様性、メンバーの日米往復頻度等のアピールもできたの は非常にラッキーであった。

大永英明

Sunday, June 13, 2010

【はやぶさ】日本の科学技術の金字塔

ハヤブサの7年ぶりの帰還
日本の科学技術が優れていることを実証し、多くの感動を与えてくれました。
今回の、感動の源泉を集めました。
(ハンカチの用意を おすすめします 笑)

http://www.imanetinc.com/blog/2010/06/post_7.html


八木 博

Friday, June 4, 2010

日本で始めてのJABI告知

去る6月3日、中国経済産業局のご好意で 広島でJABI説明会/意見交換会を開いて頂き、JABIナビゲーターの木村さんと一緒に参加した。

広島、島根、岡山、山口県の16組織/部署の22名に対してJABIの説明を行い、参加者全員より貴重な意見を頂いた。今回が、日本での最初のJABIの 正式な告知となった。

中国地方の多くの日本企による海外進出は中国、インド、ベトナムに向けられており、米国は少ない状況にあるとの事。アメリカに於ける空洞化についても説明 し、R&Dが生き残る一つの手段であるとコメントしたところ、R&Dパートナーを米国パートナーに求むのも一つの米国進出の形であるとの コメントも頂いた。
さて、来週は大阪市と大阪府の産業推進の方々との交流だ!日本でJABIを広めるぞ!  


別件で、同じくナビゲーターの中島さんと厚木で合流した。シリコンバレーの住人達が意図的に日本で会うという機会は今まで私の中では無かったので、これも JABIのお陰だと嬉しく思っている。

東京へ向かう新幹線の中での作ブログおよびアップロード、便利な世の中になったものだ。。。(今から東京MOT会でのJABIを含めた講演!)

大永英明

Wednesday, June 2, 2010

オバマ大統領がシリコンバレーを視察

Obama大統領が、先月シリコンバレーFremont市にある、新型太陽電池システムのベンチャー企業Solyndra社の工場を視察した。そこで従業 員に「この新技術が、米国のエネルギー構造を変え、新しいClean Technologyの時代に入って行く。あなた方が、国を変えてゆくのです」と演説した。米国で製造して、更に輸出も考えていることを表明した。

米国が製造業に本気で取り組んでいる姿が、だんだん見えてくる。しかしその中身を見ると、良い技術を世界から集めようとしている。Solyndra社のす ぐ近くでは、TESLAとTOYOTAの電気自動車工場も稼働する予定である。米国での製造業のチャレンジ、米国が「Clean Technology」で世界に羽ばたこうとしている。

この分野で、日本企業は先進的な位置にいるといわれている。米国、欧州を含めたClean Technologyの流れをうまくつかんで、世界に羽ばたいて欲しいと思う。

八木 博

Monday, May 24, 2010

TOYOTAとTESLAの連携は日本企業再生の大きなヒント

ご承知のように、先月までTOYOTAは米国議会から、欠陥隠しを指摘され、適切な情報公開を怠っていたと、厳しく責められていました。また、GMと合弁 で作ったシリコンバレーにあるNUMMIの工場も閉鎖し、従業員も解雇で、地元からは冷たい仕打ちと思われていました。

しかし、先週のTESLA Motorへの出資、それに伴なう「電気自動車工場」としてNUMMIの再開は、Win-Win-Winの三方一両得を見事に描きました。三方とは、 TOYOTA、TESLA、そして地元です。NUMMI工場での採用は1000名と閉鎖前の6000人には及びませんが、この厳しい経済状況の中、地元に とっては大きな雇用枠の増加で、大いに歓迎されています。

このTESLAとの提携は、章男社長がTESLAに試乗して1ヶ月で決めたとあります。これは、TESLAがTOYOTAに無い電気自動車のコンセプト、そして電池の長距離走行、高速性能、安全性の確保ができる開発力を持っていたからにほかなりません。シリコンバレーの会社が、自分の得意分野でNo.1に なっている証拠でもあります。

今回のTOYOTAが「シリコンバレーのベンチャー会社と手を組んだ」ということは、日本の会社にとって大きな光明だと思います。そうです、自社の不足部 分を「シリコンバレーから取り込む」選択があるということですから。しかも、世界のトップレベルの技術を取り込めるわけです。

TESLAからすると、セダンを量産した経験がないので、TOYOTAから学ぶことも多いでしょう。お互いに、強みを活かしながら事業を広げることになり、素晴らしい組み合わせだと思います。

シリコンバレーには電気自動車だけでなく、独自の技術を持った会社が次々生まれていますし、日本企業が活躍出来る分野も少なからずあります。JABI発足 のタイミングに、このような夢のある話題がでて、大変嬉しく思います。今後、このような機会がますます増えることを願っています。

八木 博

Thursday, May 20, 2010

Twitterの使い方を相互学習

今日は、Twitterの使い方を相互学習。
Twitterでハッシュタグを #jabisv にしています。
http://twitter.com/#search?q=%23jabisv
これからの展開に役立てたいですね。

八木 博

Saturday, May 15, 2010

5/14 会員説明会の御礼

5/14に開催されました会員説明会には、60名近くの方々に参加頂きました。厚く御礼申し上げます。
当日、発表されましたデザイナーの中村さんの JABIのLogoと、会場風景をBlogにまとめましたのでご一覧いただけると幸甚です。

http://www.imanetinc.com/blog/2010/05/jabi_514_1.html

会場の熱気は、冷房が切れたためだけでなく、参加された方々の思いのベクトルが同じ方向になっていたからだと思います。
今後、具体的な米国展開案件で、皆 様方のお力をお借りしながら成功事例を増やしたいと思っておりますので、ご支援のほど、よろしくお願いします。

八木 博

Monday, May 10, 2010

リアルなソーシャルネットワーキング、JABI

私が最初にソーシャルネットワーキングを体験したのはLinkedInだった。FaceBookやMySpaceは聞いた事があったが、単なるお友達との コミュニケーションの場だと思い、余り興味は無かった。
しかし、プロフェッショナル目的のLinkedin を使う間に、Six degrees of separation (友達の友達の友達を6回繰り返すと、地球上の全ての人間と繋がる。)というコンセプトに感激し、今では、LinkedIn、FaceBook、 Twitter、Plaxo(これは受信のみ)を実験的に使っている。

ここで議論したいのが、容易にコネクションを持つことを可能にした、このバーチャルなネットワーキングについてだ。人には、それぞれの使い方がある。私の ように原則として個人的に知っている人としか繋がない人もいれば(LinkedInに関して)、誰とでも繋ぐ人もいる。一番分からないのが、自分のネット ワークは公開せず、他人の公開ネットワークを利用するだけの人。果たして、 Six degrees of separationコンセプトで、世界中の人達とつながり、何をしたいのだろうか?

容易に人物を紹介、またネットワーキングが出来るため、輪は簡単に広がる。しかし、それが自分の人脈だと考えると大きな落とし穴にはまってしまう。

こういったインターネットによるネットワーキングサイトに比べ、JABIでのネットワーキングはリアルである。単なるメールの紹介での輪でなく、チームの 一員としてビジネスをやって行けるかというお互いの確認が入る。JABIがインタ―ネットによるネットワーキングと一線を引くところはそこだ。

人脈、コネクションは資産。でも、その資産は生き物である。メンテ(その人物の移動や転職の把握)しなくては価値が下がるだけ。メンテするには時間とお金 がかかる(コミュニケーションをとる努力と時間、会って話をするには飲食代がかかる)。その努力をすることによって、資産を保てるわけだ。また、使わなけ れば単なる無用の宝でしかない。

二年程前に読んで面白かった本が、 Thomas L. Friedman著の“The World is Flat”だ。インターネットやITによって、ビジネススタイルが全く変わってしまった。昔は商社の様に組織を使い、得た情報に価値があった訳だが、イン ターネットのお陰で、今や皆平等に情報にアクセスできる。そういう意味では一昔前のビジネス戦略やスタイル/方法はすでに通用しない。こういった世界的な 変化を受け入れ、さらに進化を続ける。それがシリコンバレーの本質だろうか?

そんなシリコンバレーで活躍するナビゲーターの順応性とその為の努力を素晴らしいと思わずにはいられない。そんな環境で活動することができる自分は幸せだ と思うし、それをシリコンバレー以外の人達にも広げて貢献したいと思うのは自分だけだろうか?

大永英明

Thursday, May 6, 2010

日本総領事とネットワーキング

先日、サンフランシスコにある World Affairs Council (国際問題評議会)の集まりに参加しました。ゲストとして日本総領事が招待され、世界における日本の立場などのお話をされました。質疑応答のあとは人脈作 りのためのネットワーキングがありました。総領事はとても話しやすい方でいろんな方とお話をされていました。


サンフランシスコ及びシリコンバレーではスピーカーを招待してのネットワーキングがよく行われます。こういったところで人脈を広げ仕事やビジネスの可能性 を広げていくのだと思います。日本の方々、こちらにはいろんな可能性が人を通して広がっていきます。

Yuki Hashimoto

Tuesday, April 20, 2010

サンフランシスコ日本町 桜祭り

今回は文化の話をさせていただきます。

2週間にわたりサンフランシスコの日本町では桜祭りが開かれました。いろいろな催し物が開催されていました。露天ではジュエリー、服、イラストなどを売る 店から、やきそばやうどんを売る店までひしめきあっていました。中でも長蛇の列を作っていたのがたこ焼きの店でした。人気があるんですね。写真にうつって いるのはパレードの一部です。


シリコンバレーを含むサンフランシスコ・ベイエリアでは、こういったフェスティバルが1年を通して開かれます。日本のお祭りに限らず、いろんな国のお祭り があります。世界中から人々が集まってきているからですね。ビジネスを通して、またはパーソナルな関係でいろんな国の人たちとコミュニケーションをとるの は楽しいことです。

日本の方々、JABI を通してアメリカ/シリコンバレーへ進出し、多彩な文化や人々に日本の技術や製品を広めてください。

Yuki Hashimoto

Friday, April 9, 2010

「JABI」産まれました。

「米国進出を検討している日本の中小企業等を支援しようという新しいグループを作ろうと思ってね。」発案者の大永さんに声をかけられたのは、昨年の春も終 わりかけた頃だろうか。 

日本の地方自治体による中小企業支援機構と協力して、米国進出を図っている企業に対して受皿機構として機能するグループを目指したいという。その頃付けら れた名称は「SV-JAPB:Silicon Valley Japan Association of Promotion Business」。

2002年にコンサルタントとして独立した当初より、自分と同じ分野の、しかし微妙に異なる専門の仲間を日米でネットワークにして仕事の枠を拡げ進めてき たことが、我々にもクライアントにも大きな力となっていると信じていた私は、ひとつ返事で賛同しました。

「米国の様々な分野でで活躍しているコンサルタントや代理店をされている方々を集めなくては。」「進出や起業を支援するためには、そのインフラをサポート していただける方々も必要だ。」「弁護士さん、会計士さん、保険とか、銀行とか、不動産とか・・・。」 さまざまな議論を経て、そして参加者を募り、名称 も決まり、ようやく産声をあげたばかりのJABI。そして、これからがスタートです。

ここに集まってきている人々が「同胞」に向けた想いはひとつ、「ガンバレ日本!!」でしょう。
そんな活力溢れる場を提供することがJABIの役割であ り、これからの成長が楽しみです。

Thursday, April 8, 2010

人材とエネルギー

こんにちは、シリコンバレー在住の橋本です。現在、JABIの発足を一協賛会員として見ています。いろんなことが同時進行しているようで、どれもエネル ギーがあり前進しているのが感じとれます。ナビゲーターの人たち、協賛会員の人たち、そしてボランティアの人たちが集まり、JABIの発足を支えています。

シリコンバレーでは景気が悪い状態でも投資があり株式公開する会社があります。良いものには投資が集まります。このJABIにもそんな感じがしてなりませ ん。JABIには人材とエネルギーが集まってきています。一見できそうもないような事でもこのシリコンバレーだと出来ることがあります。それは世界中から 優秀な人材が集まる地であり、その人たちが持っているエネルギーがあるからだと思います。JABIではいろんな分野で日本の中小企業のアメリカ進出・ビジ ネス展開のサポート活動ができそうです。

Yuki Hashimoto

多彩なコネクション


JABIの会員として発足から参加させていただいているシリコンバレー在住の橋本です。シリコンバレーは新参者にとてもオープンなところで、市場にうける 製品・サービスはさっと受け入れてくれる文化があります。

私は月1度ぐらいのペースでネットワーキングまたはミキサーと呼ばれるイベントに参加していますが、これは自分のコネクションを広げたい人たちが集まり、 情報交換、コネ作りする場です。どこに行っても新しい製品やサービスの話でもりあがっている光景を目にします。そういったネットワーキングに日本から参加 することは容易ではないでしょうし、日本からこちらに進出したい方々にとって、いろいろな不安材料があると思います。そういった中で、JABI には多彩なコネクションがあるのでいろんな方面でお手伝いできる思います。

新しいアイデアや、良い製品・サービスを受け入れるシリコンバレーに挑戦をしたい企業の方々をお手伝いができればいいですね。

Regards,

Yuki Hashimotowww.YukiPhotography.com
4/5/2010

どうしてJABI?


シリコンバレーで、約20年間仕事をしてきて、今、JABIに関わる事は私にとって、自然なトランジションと言える。

1991年以来、シリコンバレーのビジネス・技術・カルチャーの3点セットを日本企業にトランスファーする仕事をして来ている。当初より、シリコンバレー のビジネス風土に魅せられ、シリコンバレーこそ、ビジネス界の中心であり、最高峰であると確信し、今でもその事は変わらない。特に、90年代は、多くのス タートアッップが競い、多くのVCがダイナミックなキャッシュフローを創成し、健全な競争環境の中からITを一つの産業に確立した歴史的に類を見ないダイ ナミックな時期であった。この期間、私は、価値観の中心をシリコンバレーに据えていたため、日本の状況は、非生産的、非効率と言う判断から、日本から学ぶ ものはない、という発想であった。

しかし、ITが産業として確立した2000年以降、シリコンバレーの動き方に変化が訪れ、合理性一辺倒から、多少無駄と見えるやり方の中に長期的な強さを 育成する観点が生まれつつある。そして、これはあくまでも私の私見だが、多くの企業が日本的な良さをその経営に織り込んで来ている状況がある。決して、 「日本から学んでいる」とは言わないけれど。こうした、外的な環境変化と、私自身が日本の良さを見直す時期が一致してきたのが、この5年程である。

これからは、自分の仕事の中に日本が文化として持っている優れた部分シリコンバレー3点セットをブレンドしながら、 日米間相互のビジネス立ち上げの仕事をして行きたいと思っている。JABIは、そうした私のビジョンを実現する為のプタットフォームになり得ると感じてい る。また、そうなるかどうかは、私のJABIへの関わり方次第、とも思っている。

岩村公彦
3/26/2010

JABI にようこそ!


JABIにようこそ。 Clean Technologyを中心に担当します、IMAnet, Incの八木博です。 今回大永さんの発案で、シリコンバレーの経験豊富なプロフェッショナルを中心として、日本からのビジネス創発の場、JABIを創設しました。JABIは全 米のプロフェッショナルのネットワークを最大限活用して、日本からの案件を米国で展開するサポートをします。

米国はObama政権になってから急速に科学技術の推進、とりわけエネルギー関連研究開発を推進しています。さらに、米国内での製造拠点の設立に積極的に 取り組んでいます。

一方、日本にはすでに省エネ技術など、世界に冠たる技術があります。しかも世界一の健康、長寿大国を達成しています。その優れた部分をもって、米国への進 出することは、日本の経済活性化のみならず、世界の繁栄と平和に大きく貢献できるでしょう。そのためには、シリコンバレーの群を抜いた創造性とネットワー クを活用し、米国展開に進むことが重要なキーだと私たちは確信しています。

JABIが皆様のお役に立てることを、心より願っております。

八木博
3/25/2010

日本企業とJABI-SV


JABI-SVは日米の国内地域、並びに日米間貿易活性化、国際交流、友好関係を
育成をする事を目的に設立されるNPO法人です。 私は、大永さんに協 賛し
発足メンバーに加わりました。 

企業の国際交流と友好関係を育成するにはグローバル化は不可欠です。 
しかし、日本企業は、商習慣の違い、言葉の問題でグローバル化に遅れがちなのが現 実です。 特に、日本の中小企業は国内の激しい競争の中、創意工夫に富んだ
素晴らしい製品を世の中に多々送り出していますが、それらは海外に紹介される 
ことなく終わっていきます。 

一方米国企業はグローバル化に活発で、しかも、海外製品も受け入れ、それを
元に、ビジネスも展開しています。

JABI-SVは、日米のビジネスが良くわかり米国で活躍されているコンサルタント、
代理店、卸し業を営む経験豊富な事業主(ナビゲーター会員)、弁護 士、会計士等(協賛会員)、日本企業(日本会員)、都道府県、公的機関(特別会員)でなる、主な、構成メンバーが、その相互間の協力により米国に進出した い企業の支援を
行います。

日本企業が米国進出できれば世界進出も可能です。これからはグローバル化を進めていかなければ生存が難しくなると言われています。 JABI-SVはこれ らに少しでも寄与させて頂きたいと存じます。

JABI-SVの活動にご賛同される皆様、会員になられJABI-SVをご活用下さい。

赤川 稔
3/21/10

JABI 発足にあたり


米国を、そして此処カリフォルニア州のベンチャー起業の中心地、シリコンバレーを愛している仲間が集まって日本中小企業米国進出ビジネス支援グループを発 足させました。 

この発足メンバーをはじめ、コアメンバーの多くは米国に10年から40年近く住んでおり、各々別のビジネスを行っております。

シリコンバレーには、ハイテク、ローテクを問わず世界のベンチャー起業中心地という事もあり、大勢の日系の方々が住んでいます。多くの方々は日米ビジネス の経験を軸に何らかの形で日系、そして日米間のビジネスに携わっています。

そういった人材が集まれば、より効率よく相乗効果を持ったエネルギーでスピーディーな日本進出希望企業の支援を行うだけでなく、このシリコンバレーでの日 本発ビジネスによる活性化を図れると考え、このコンソーシアムを設立いたしました。

我々は各々異なった専門分野で仕事をしておりますが、その特徴を生かし協力し合うと共に、其々の米国滞在経験を生かし、今後海外進出を考えている方々の為 にお手伝いをし、且つ今後の日米友好関係を深めようと考えております。

グローバル化によって、世界が小さくなる今日、多文化の背景を持った世界の縮図であるこの地でのビジネスが世界への窓口と考え、この地で活躍している人達 の集合体です。 どうぞ我々を大いに活用して下さい。

大永英明
3/10/2010