Wednesday, October 19, 2016

第20回 JABI Salon 「シリコンバレーでAIビジネスの動向調査を行ってみた!」

JABI Blog  9/24/16

JABI  NEXT会員の吉田昌平です。
一年の時を経てJABI Blogへと帰ってきました。


20 JABI Salon
「シリコンバレーでAIビジネスの動向調査を行ってみた!

9/24()にシリコンバレーで開催された第20JABI Salonの様子をお届けします。

土曜の日中でしたが、Salonのチケットは完売し、始まる前から席が足りるかわからないながらの開始となりました。

今回の調査を行ったのは、JABIナビゲーターの大永氏、岡田氏、中島氏、そして二村氏でした。それぞれのメンバーによるAI関連の会社へのインタビュー、研究、資料作成と、とても高いクオリティーでサロンは大盛況で終えることができました。

AIビジネスの動向調査発表の前に、非会員のためのJABIの紹介が行われました。
JABIの事を最も熟知しているメンバーがこれからのJABIの未来について、そして可能性についてのプレゼンを行い、 非会員の皆様にはJABIの明るい未来についてしっかり理解いただけたかと思います。





その後のAIの動向調査では、まず、AIの背景、そして近年ではシリコンバレーでどういった動きが活発的になってきているかについて話されました。

従来のAIは保険や金融関係では活躍していたそうですが、近年ではDeep Learningが加わり、より実用化が可能となったそうです。。
インターネットショッピングなどでユーザーの嗜好に合わせて商品を提供したり、医学の分野でもシステムとAIとの融合をしたり、さらには近年評判のIoTなどのスマート機器の開発にも大きな影響を与えてきているそうです。

今回の AI動向調査の分野はビッグデータ解析、人工知能、深層学習、センサー、IoT、そしてインダストリー4.0などなど多岐にわたっていました。そして、なんと米国内外から400社のAI関連の会社データを使い調査を行ない、400社の中からスクリーニングを繰り返し、質の高いインタビューを実施されました。




調査によると、現在、シリコンバレーではGoogle FacebookAmazon
そしてAppleといったITの大企業が「AIスタートアップ獲得競争」をしているそうです。大企業からスピンアウトした会社が製品や技術を開発してからスピンアウト元の大企業に買収されるといったトレンドもあり、21世紀を生き抜くためのIT戦争の最前線がまさに、シリコンバレーで行われている模様です。


(CB INSIGHTSより引用)


AIへの注目の変化を数字で見ると一目瞭然で、2010年と比べるとベンチャー企業への投資が20倍も増えており、これからも数字が伸び続けると可能性も大いにありますね。

また、新しい最近の例として、無人カーの開発や、AIによる大喜利が人を超えたなんてこともありました。急速に成長するAIにより私たち生活は良いようにも悪いようにも変わることでしょう。もしかするとシンギュラリティの到来は予測よりも間近に迫ってきているのかもしれません。



サロンにお越しいただいた来場者の皆様もシンギュラリティについての質問や、日本でのAIに関してなどいろいろ質問をされた人がたくさんいました。そのおかげもあって、シリコンバレーだけでなく、世界でのAI動向について様々な議論が交わされ、とても有意義な時間になったと思います。ご来場になられた皆様、そして動向調査を行っていただいたJABIメンバーの皆様に本当に感謝申し上げます。


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吉田昌平
JABI Next会員
J-Unique EXPO Project Manager
http://j-unique-expo.com/exhibitors_home
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