Tuesday, June 23, 2015

アジア・アメリカン・マルチメディア協会(AAMA)主催、コンシューマ・コネクテッド デバイス・カンファレンスからの報告 その2

去る5月7日にシリコンバレーで開催されたAsia American Multimedia Association主催のConsumer Connected Device Conferenceに参加した報告書「その2」です。今回はIoTとウェアラブルのパネルセッションについて報告いたします。

3.パネルセッション:IoT IoTのパネルセッションには、下記の人達が登壇しました。
Shane Dyer, CEO, Arrayent – connected device platform Jeff Gao, Dir of Strategies IoT, CISCO David Friedman: CEO Ayla Networks David Knight, CEO, TERBINE - IoT data brokerage Moderator: Jessica Tien, AAMA Co-Chair & Board member, principal, int’l tax services, Ernt&Young LLP
シスコのガオ(Gao)氏は、今後ありとあらゆる物がお互いに話ができるようになり、すべての物がつながった時には、情報のフィードバックループが大きな価値を生み出すだろうという話をされました。Arrayent社のダイアー(Dyer)氏は、現状さまざまな商品がひとつずつネットにつながるように進んでおり、一旦ひとつの製品がつながると、コンシューマーはつながるのが当たり前だと考え、つながらない製品は売れなくなる。この動きが加速する事ですべての家電製品がネットにつながっていくだろうとの事。Arrayent社は米国の家電大手、Whirlpoolの製品やガレージドア等をネットにつなげるクラウド技術を提供しています。Ayla Networks社のフリードマン(Friedman)氏はIoTの接着剤を提供、中国で使われているメッセージングサービスのWechatをIoTにつなげるソリューションを提供しているとの事でした。

このパネルセッションでは、データの帰属問題や、先出の、人命にかかわるIoTのセキュリティー問題についても議論されました。

4.パネルセッション:ウェアラブル このパネルでは下記の人たちが登壇しました。
Urska Srsen, co-founder/Coo Bellabeat Justin Butler, VP of commercial development, Misfit Hans Tung, Managing Partner, GGV Capital Xiao-Feng Li, General Manager, Huami Inc. – mi band (xiaomi branded fitness band) Moderator: Ming Yeh, AAMA Board member, managing director, SVB capital China
タング(Hans Tung)氏のGGVキャピタルはこの数年で中国を中心に躍進中のXiaomi(小米)に早い時期から投資をし、大きな成果をあげて来ました。またHuamiはXiaomiブランドのウェアラブル商品を展開しており、Xiaomi社の携帯電話は米国では販売されていないものの、Huami社は今後低価格帯を狙ってXiamiや他の携帯電話と連携する腕バンドを展開して行くとの事。最近の商品は一日で10万個売り上げるなど、Xiaomiの販売手法で成果をあげています。 またシリコンバレーのスタートアップ、MisfitもXiaomiの投資を受け、中国展開を進めています。シリコンバレーのインキュベーター、アクセレレーターから、中国資本に投資を受け、中国で製造、中国市場で大量に売りコストを下げ、世界展開するという構図が出でき手いるとの事です。

次回はドローンとロボットのパネルセッションについて話します。

岡田朋之

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