Wednesday, December 18, 2013

起業に思う事

私は4年半前62歳の時に起業する為に単身渡米しました。
目的は男一匹アメリカ社会の中で食い扶持を確保する腕力が自分にあるか試す為でした。
目標はアメリカ社会の中で日本人や日系企業とは無関係に、ローカル企業としてどっぷりアメリカ社会に浸りその中で生き抜く事でした。
お陰様で起業して3年目から単年度が黒字になり、初期の目標を達成する事が出来ました。

スタートとしてIndianaを選んだのは市長と懇意だったという個人的な理由からでした。
結果的にIndianaは事務所、倉庫の賃貸費用も安く、人件費や物価も低く、初めてアメリカでビジネスを起業するアメリカを何も知らない者としては最適だったと思います。

日本では35年間、窯関係の仕事の会社を経営してきました。
お陰様で35年間一度も赤字になる事はありませんでしたし、無借金で成果も上がっていました。この会社を一部上場企業に後をお願いして、私は単身渡米したのです。

でも同じ職種ではアメリカでは勝負にならないので、まったく経験の無い廃電子基板からのメタルの回収とういうリサイクルビジネスをアメリカで始めました。
経験が無い上に業界事情すら知らない状態でスタートしましたので、はじめは随分騙され損をしました。 そこで新しいビジネスモデルを考えだし、それが上手く機能したので黒字になったのです。米人のお客様からエクスレントカンパニーと言われた時が一番嬉しかったです。

一応Indianaで初期の目的を達成しましたが、私としては特許を持っている廃電子基板からメタルを濃縮させる技術を実業の世界で証明したかったので、人材と資金を求めてここシリコンバレーに半年前移転して来ました。
現在人材と資金を模索中であります。その為にはまずは人脈作りと考え、現在JABIにお世話になっている次第であります。


小泉 哲之 Ph.D