Friday, December 29, 2017

JABI 5UP シリコンバレー研修プログラム トライアルイベント

あと2、3日で2017年も終わります。今年の春に今年はJABIの活動を大きく変えようと仲間と数ヶ月議論をし、やろうと決まったのが日本の中小企業に対するシリコンバレー研修ツアーです。

JABI 5UP
プログラムは、JABI が当地で著名な米国の日系教育支援団体、US-JAPAN FORUM (http://www.usjapanforum.org) の協賛を得て提供する中小企業向けの若手社会人教育、起業家育成プログラムです。他の団体によるシリコンバレー研修プログラム同様、講義、メンタリング、企業訪問、ネットワーキング、ビジネスプラン発表などの要素が含まれていますが、決定的な違いは1)大きくスケールするビジネスプランを至上とせず、着実に利益を出し、中小企業に必然な世代交代を堅実なビジネスプランで実施し、その次の世代へ繋ぐビジネス理念を構築、そして、2)ピッチコンテストで勝つ(VCのスケール性を評価するという好み)ビジネスプランではなく、誰もが理解できる存続=繁栄といった観点を重視したプランの作成にあります。つまりは、中小企業の旧態依然の自社の文化・体質の改善目標を定めるマインドセットを持つことを目標とします。

この6日間のプログラムを実施する前にまずはJABI会員、そして具体的なツアー企画を検討されている日本中小企業をはじめとした団体様達に本プログラムを理解していただこうと、半日研修体験を目的としてたトライアル・イベントを去る11月11日に行いました。

その内容を次に紹介いたします。

トップバターはキンバリー・ウィーフリング(Kimberly Wiefling )女史による「リーダーシップ」に関するワークショップを兼ねたレクチャー。ヒューレットパッカード社に勤めていた経験より、主に日本企業に対して、いかに困難な問題に挑戦しいくかをコーチングしている方です。本セッションのテーマは、いかに管理職のマネージャーを指導者(リーダー)として、また、グループのメンバーを本当のチームに変えるかでした。彼女のセッションには以前参加した事がありますが、すごくジェスチャーが大きく、エネルギーいっぱいのアクションを通じて要点を理解できるという定評があります。今回の結論はチームを変えたければ自分が変わらなくてはいけないという事でした。


そして、小休憩のあと、メイン・イベントであるUS-Japan Forumの井手祐二先生による「資金繰り(ビジネススクールで教えない資金繰りのノウハウ)」英語名タイトルはCash Flow (Know-How of Cash Flow Not Taught in Business School)が始まりました。

井手先生は東芝研究開発センターを退職後、渡米し世界初のデジタルソルトウェアカメラや世界最小のCCD監視カメラ、遠隔病理診断システムの開発販売に携わられてた方で、近年では鹿児島大学北米教育研究センター長兼特任教授、JUNBA(サンフランシスコベイエリア大学間連携ネットワーク)会長などを歴任しています。

講義内容は1)企業会計の基礎、2)キャッシュフローと資金繰り(実践編)そして3)資金繰りの秘訣(実践編)の三部構成で、彼の起業時のご苦労など、ご自身の体験をもとに解説される話には説得力がありました。
結論?それは「すべては経営者とステークホルダーとの信頼関係です!」という締めの言葉で表されています。つまり、資金繰りで困った時に助けてくれるのはステークホルダー(利害関係者)であるということ。ビジネスを一緒に行う、株主、投資家、顧客、社員、銀行、仕入先、販売代理店、コーポレートパートナー全員がビジネスの成功に関与しているということです。よって、日頃から良い関係を構築し維持する努力が大事であるという当たり前の様ですが、本当にこの意味を理解できているのは体験者だけでなないかなと思いました。
その次のセッションは「ワークショップI :ビジネスアイデアの作成演習」でした。ここでは井手先生が提案するビジネス・アイデアメモ用紙を使ってアイデアを整理し、有意義なアイデアに高めるという技能の訓練の仕方を学びました。(ご興味のある方は是非次回のトライアルイベントもしくはフル研修にご参加ください!)


そしてピザ・ランチをしながら、私が講師となり「ワークショップII : JABI風サプライズ演習」を行いました。サプライズとしたのは、あまりテーマそして内容に関して準備(心の?)をして欲しくなかったからです。

参加者をランダムに3グループに分け、各グループ内で各自がワークションップIで考えたアイデアのビジネスプランの概略を説明し、グループでアイデアを一本化するという作業を行いました。ここでは3つを学びます。1)強いアイデアを持っている人たちは我が強く自分のアイデアに溺れてしまうという傾向があります。ここでは相手を尊重し、自分のアイデアとグループメンバーのアイデアとの相違をニュートラルに議論します。2)採決で選んだアイデアを軸とし、各自のオリジナルのアイデアの部分を足すことによって相乗効果を得る、もしくはハイブリッド的なアイデアに修正しビジネスプランのレベルを高めることを行います。そして3)我の強い人たちの集団によるビジネスプランのプレゼン資料を作成することによっていかにしてそれぞれの技能・能力を目的に向かって引き出すかを体験します。イノベーションを起こすにはこういった風土・習慣が必須であると私は考えています。


といった感じで参加者全員でベストの案を決めるました。もちろん、VCがスポンサーではありませんので賞金はありません。(笑)

さて、後半は「おでん」を食べたりワインを飲みながら、井手先生に「“カリフォルニアのワイン王”は日本人だった」という雑談をじっくりと語っていただく予定でしたが、時間があまりなく概要だけで終わってしまいました。ご興味のあるかたはインターネットで「長澤 鼎(ながさわ かなえ)を検索してください。江戸時代の薩摩藩士でイギリス留学後、カリフォルニアに渡ってきた方です。

今回のエンタメは「マーケットで買えるワインの試飲会」という名目で、お寿司の松竹梅といった感じの三階級の値段のワインをブラインドテイスティングをして、どのボトルを飲んだかを当てるというゲームです。その3本とは上記にでてきたNagasawa Chadneyを始め、Kendall Jackson そしてQuali Oakです。ワイン通の人もいればそんなにワインを飲まない人たちもいましたが、試飲参加者6名のうち、なんと正解者はたったの一名(千菊さん)!しかも好きなワインが高価な順だったのも千菊さんのみ!彼の舌が凄いのが良くわかったのと同時に、人間の舌がいかにあいまいで、ワインの能書きや銘柄による先入観に惑わされるいい加減なものであると。。。
ビジネスプランの順位とワインの好みの順位を決めるのでは、どちらの方がブレないのだろうかと感じさせる試飲会でした。

銀行員、起業家、会社員、主婦、学生など多様な方々が参加されました。それぞれのキャッシュ・フローに関する知識は違うものの、アンケートでは良い評価をいただき、講師全員非常に喜んでおります。

来年も定期的に開催し、フルバージョンも2回ほど実施したく思っています。是非、ご参加ください!そして、皆様、良いお年をお迎えください。

大永英明
Co-Founder, JABI







Saturday, February 25, 2017

US Japan Forum夕食会 レポートFebruary 20〜22, 2017

インターン 弘川奨悟

シリコンバレーにあるロボット関連会社、Innovation Matrix社で、今春インターンをしている。弘川奨悟です。

US Japan Forumの夕食会に2/20()2/22()3日間、参加した。夕食会では、シリコンバレーで活躍されている方々のお話を聞かせて頂いた。私は将来、エンジニアとして活躍したいという夢があったので今回の夕食会はとても貴重な時間であった。今回はシリコンバレーで活躍されているエンジニア、経営者、コンサルタント、投資家、研究者、フォトグラファー、など多種多様な仕事の話や仕事価値観や人生に関する価値観を聞くことができた。本レポートは3日間の夕食会のまとめである。

今回の夕食会では様々なことを学ばせていただいた。その中のいくつかを以下に示す。
  いろんな所に行き、いろんな人と会話し、常に考えて生活する
  失敗したからこそ成功できる
  周りの流行に振り回されずに行動する
  どういう人生を生きたいかを自分で考えて仕事・生活をする
  以上のことを継続することが重要

シリコンバレーは特に都会ではないが数多くの企業が存在し、世界の最先端技術を開発しており、ビジネスの仕方も多様化している。では、なぜシリコンバレーなのか??
シリコンバレーには、スタンフォード大学、UCバークレーなど、優秀な人材が集まる大学が多くあり、「新しいことをやろうとする人」や「世界を変える」という想いがある学生または卒業生が新しいビジネスを次々と行っている。また大学側も資金の援助などの支援を行っている。そしてビジネスが成功して引退した後もシリコンバレーに残り続け、新しい世代の若者の支援を行っている人が多い。このようなエコシステムが出来上がっているため、全米の投資額の約4割がシリコンバレーとなっており、ユニコーン企業(企業価値が10億ドル以上で非上場のベンチャー企業)の数も世界一となっている。日本には「出る杭は打たれる」という言葉があり、新しいことや珍しいことを始める人に対して否定的な文化が未だにあるように感じる。これに対してアメリカでは「他人と違う」ことが当たり前という文化があり、周りの視線を気にして発言をしないということはなく、自分の考えをどんどん発信する人が多いと感じる。

今回の夕食会に参加されていた方々も、学生時代に自分の考えを積極的に伝えるために様々な工夫をされていた。日本では「グローバル」という言葉をよく聞くが、日本人が今以上にグローバルに活躍するにはどうすればよいだろうか。英語ももちろん大事だが、異文化を理解しお互いに尊重する心や決断力、自分の考えをどんどん発信することも重要であると思う。日本でも、英語だけでなく自分の考えを積極的に伝え、決断力をつけるような教育も、保育園、小学生のころからするべきだと感じた。また、シリコンバレーでは、ビジネスに失敗してもリスペクトされる文化があり、これも日本とは異なると感じた。

2017220()
・大永英明(Innovation Matrix)
・川鍋仁(SunBridge)

2017221()
  Aya Iwasuji (NEDO)
  Mitch Kitamura (Draper Nexus)
  安藤先生(Stanford University)
2017222()
・高橋麻里(PASONA)
・竹内直実(TESLA)
・加渡友美(axxentureGoogle)
Shinichiro Nishino (NEC)
  Dai Sugano (The Mercury News)