JABIでボランティア活動をしてくれている濱津草太さんが、先日行われたトークイベントの参加レポートを投稿してくれました。講演者に中沢さんをお呼びし、「日本が「ゆでガエル」の道を歩まないために」についてお話し頂きました。
是非ご一読ください!
https://note.com/sohtahamatsu/n/n420fb81fb664?sub_rt=share_pw
JABIでボランティア活動をしてくれている濱津草太さんが、先日行われたトークイベントの参加レポートを投稿してくれました。講演者に中沢さんをお呼びし、「日本が「ゆでガエル」の道を歩まないために」についてお話し頂きました。
是非ご一読ください!
https://note.com/sohtahamatsu/n/n420fb81fb664?sub_rt=share_pw
JABIでボランティア活動をしてくれている濱津草太さんが、また第53回JABIサロンの参加レポートを投稿してくれました。講演者に冨田先生をお呼びし、「ストレスに負けない力 ・AI時代に必要な能力、「想像力」とは?」についてお話し頂きました。
是非ご一読ください!
https://note.com/sohtahamatsu/n/n42485410fc1a
JABIでボランティア活動をしてくれている濱津草太さんが、金沢大学融合研究域融合科学系教授の高松先生をお迎えし行われた第51回JABIサロン、「血液内科最前線:最新医学により血液がん、白血病が治癒可能に!」の参加レポートをNoteに投稿してくれました。是非ご一読ください。
https://note.com/sohtahamatsu/n/ne54d85bebfda
JABIのミッションは、学生や中小企業の世代交代を担う若者に、日本の伝統的な考え方とシリコンバレー風の破壊的なイノベーションやアイデアを組み合わせた人材育成を通じて、日本の経済発展に貢献することです。この目的を達成するために、JABIは中小企業・ベンチャー企業・起業家の米国進出や米国企業の日本進出を支援しています。
このミッションの一環として、JABIの5UPシリコンバレー研修プログラムは、5つの構成要素から成り立ちます。このプログラムは、起業家精神やイノベーションの創造に必要不可欠な「間違いや失敗を恐れない」というマインドセットの形成に大きく寄与するものです。
5UPシリコンバレー研修プログラムは、以下の5つの要素から構成されています。
大学向けの5UPシリコンバレー研修プログラムにおけるビジネスプラン作成は、参加学生たちが起業を目指しているわけではないため、想像力をかきたて、未来を見据えたビジネスやサービスのアイデアを生み出し、仮想の会社でのプランを作成することが求められます。また、ビジネスの合併やコラボレーションも体験し、チームワークやリーダーシップを養成することがプログラムの目的の一つです。
プログラムのオリエンテーションの後、まずは頭の体操!
本プログラムのキーとなるのは、「失敗を恐れず、自分の殻を破る」ことです。これを体で覚えるためのワークショップが行われます。本年は、JABIメンバーであり、15年以上にわたって多数の日本と米国の大企業向けに提供してきたグローバルリーダーシップや組織強化プログラムを提供しているキンバリー・ウィーフィリング氏がインド出張のため、同じセミナーを提供しているパートナーであるマット・シュリーゲルさんによって行われました。
このワークショップの目的は、「固定概念をとりのぞく=自分を変える」というコンセプトを体で覚えることです。これから社会に出て、様々なことに挑戦していくためには、これまでの固定概念を取り除く必要があります。そのためには、柔軟に考えるための頭の体操を行い、自分自身を変えていく必要があります。
このワークショップでは、英語での頭を使うコミュニケーションで1日が始まり、可能な限り毎日続けられます。なぜなら、新しいことは頭で覚えるのではなく、体で覚えるべきだからです。
さて、マットさんの洗練を受けてから、私たちはランチタイムを利用してシリコンバレーエコシステムやこの地がなぜ重要視される場所であるのかについて説明しました。世界中の人々がなぜシリコンバレーに注目しているのかを話し合いました。
5UPシリコンバレー研修会では、人材育成に関する重要な2つのポイントが伝えられています。 まず、日本国民性の教育による固定概念を打破し、積極的に物事に取り組んでいこうというシリコンバレー風のアプローチが提唱されています。そして、日本が危機状態にあるのではないかという問題提起が行われました。この点は、参加者にとって難しいかもしれませんが、アメリカに住む私たちにとっては歯痒い問題でもあります。 ビジネスアイデアを考えるために、まずは「失われた30年」というテーマで議論が行われ、そこからアイデアを派生させてビジネスプランを考えます。しかし、このテーマについての共通理解がなければ、年代を超えた参加者同士での意見交換ができないでしょう。そこで、参加者に日本の現状に対する危機感を持っているかどうかを問いかけ、意見を交換することで、より深い議論が行われました。
2日目については、私自身は参加できませんでしたが、JABI 5UPコアメンバーであるテッド友永さんが、全ての工程をアレンジしてくださり、PayPalの見学やスタンフォード大学の歴史について学ぶ機会がありました。また、JABI内外の方々の協力を得て、現地で活躍されている方々からハードウェアの開発や起業についてのセミナーを受けました。スタンフォード大学の歴史を知ることで、大学がどのように成長し、社会への貢献をしてきたのか、また大学と地域の関係性やWin-Winの関係について学ぶことができました。
そして、夜にはマウンテンビューにあるレストランで、5UPコアメンバーであるトム岡田さんによる「日米比較考察、アメリカ留学移住経験談」のお話を聞くことができ、ゲストの方々からも貴重なお話をいただきました。
その他のセッションでも、毎晩の夕食時には実際に当地で活躍する社会人や学生をゲストに招き、彼らのアメリカに来たきっかけや、現在アメリカに住んでいる理由など、様々な観点からの意見を共有しました。これにより、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まっているシリコンバレーの魅力や、グローバルな視野がどれだけ重要であるかを実感することができました。
研修中、私たち学生の健康管理を支えてくれたのが、共感してくださった食事ボランティアグループの5名のお母さん方々でした。日本食なしのカリフォルニア当地の多様な食事をバランスよく企画し、調達、料理してくださり、初日のランチはCostcoのピザでした(笑)。朝から夜までの12時間の研修が、この食事チームの存在のおかげで頑張れました。すべての食事が非常に美味しかったです。ありがとうございました!
さて、最終日は、当地で活躍している九州大学シリコンバレー客員教授、NEDOシリコンバレー所長、コンサルタントなどを審査員に迎えた「ビジネスアイデア発表会」が行われました!前日のチーム編成後の議論を見て不安を感じた私たちメンターであるJABIメンバーのトム岡田氏、テッド友永氏、そして私自身ですが、果たして各チームのプレゼンテーションの出来栄えはいかに?
各チームは5分のプレゼンテーション時間を与えられ、発表が始まりました。
そうそう、お昼からは本プログラムに参加の学生だけでなく、別のプログラムでシリコンバレーに来ている鹿児島大学の学生グループも合流し、盛り上がった発表会となりました。
ペアを組んでいた二人が最初は個別に持っていたアイデアを抱えていたため、協調して一つのアイデアに進化させることに不安を感じていました。しかし、前日のアイデア調整から、彼らのアイデアはがらりと変わり、パートナー同士の意見調整を通じて、すばらしいアイデアに進化しました。各チームの発表を終えた瞬間、私たちはこの研修が成功したことを実感しました。
チームの名前は(1)株式会社Mobicon、(2)Nerine、(3)Scalpedical、(4)すくすく君、そして(5)株式会社Guppo。
審査員達による審議がありトップ2チームが発表されました。一位はLGBTQの人達が安心してコミュニケーションを取れるプラットフォーム開発提案グループ, Nerine。二位は看護師など海外からの医療人材と国内の医療従事者の人材不足をマッチメーキングするScalpedical!
各審査員から寸評をいただいた後、研修修了証を配布し、正式なプログラムは終了しました。その後、私が主催するシェアハウスSV英明塾で恒例のBBQが始まりました。食べたり、飲んだり、歌ったり。研修期間中の濃密な時間を過ごした後の宴は、本当に楽しかったです。本プログラムに参加された学生の皆様には、シリコンバレー滞在中に、一生忘れられない、本物の「シリコンバレー体験」をしていただけたでしょうか?参加者が帰国後、将来の起業志望の有無に関係なく、自分の力で日本を担う将来の社会人としてのあり方を実践するための大きな動機の一つとして、この研修を思い出してくれることを願っています。
ご協力いただきましたJABI内外の支援者の皆様、インターン、ボランティアの皆様、大変ありがとうございました。
大永英明
Co-Founder, JABI
昨年、関西ベンチャー学会とコラボレーションを始めてから、2回目の年次JABI / 関西ベンチャー学会ジョイントフォーラムを行ないました。(日本時間 11/5/2022(土) 10:00-12:00、カリフォルニア時間 11/4/222 (金) 18:00 ~ 20:00)
昨年に続いて、ズームによるリモートで、両団体の会員及び興味を持つ学生の限定ではあったが、45名の参加となりました。
JABIに於いては、日本からアメリカへのビジネス進出の支援及び、学生や若い社会人の人材育成という理念テーマが二つあり、特に、人材育成に関しては、5UPシリコンバレー研修会を通して、次の二つの事を教えています。
具体的には、5UPプログラムで学生や中小企業世代交代若人に日本伝統的な考え方を突き抜けて、シリコンバレー風に破壊的なイノベーションやアイデアを創造できる人材育成、つまり、恐れず、自分の考え、アイデアを発信するということを教えています。
関西ベンチャー学会のメンバーでもいらっしゃる釣島平三郎先生著『サクラジャパン復活への道』では、多くの復活にむけてJABIの会員3名をはじめ、各分野で著名な方々を取材されて、それらの意見を紹介されています。JABIの人材育成理念に100%フィットするので、すごく、有意義なテーマです。
長年アメリカに住んでおり、日米双方の教育、ビジネス環境、国民性の違いなどを理解し、経験があるという事で、関西ベンチャー学会との打ち合せ時にフォーラムでのモデレーターとしての大役の指名があり、MCとしての参加となりました。多くの見識者である参加者の活発の意見を交通整理しながらプログラム時間尺に合わせるという大変な役です。緊張とワクワク感のミックス状態でした。
フォーラムでは(1)どうして失われた30年が起こったのか? What Happened という危機感を共有し、(2)今後復活するためには経済、どのようなビジネス、経済的な改善(How)を行い、最後に(3)今後、若者への教育をどう変革すべきか。(Yes, and How)を議論しました。
まず、「失われた30年」というのが何なのかという共通意識がなければ、年代を超えた参加者達と意見交換ができません。果たして、今の若い人たちは1980年代に日本が世界の経済大国と言われていたことを知っているのだろうか。。。。現状を知っているのだろうか。。。。
どうして、30年の間にアメリカではGAFAができ、中国が世界2位の経済大国になったのに、日本は躍進していないのか、、、、、
リーマンショックどころでない、バブルによる崩壊での不良債権の処理が未だに終わっていないのはどうして????
様々な復興のアイデア意見が飛び交う中、非常に重要な質問がチャットで入ってきました。
ウエダ 「質問なのですが、本の中では、復活(goal?)はどのように定義されているのでしょうか?それによってhowの議論も少し変わってくるのかなと思いました。」
トム 「どこに行きたいかですね。経済的復活を考えると、新たな産業やグローバル企業を作る必要がありますが、イタリアやスペイン化すれば、という意見もありますね。」
「経済的復活やグローバルでの国力を考えると、基本的な法的規制や文化の問題が変わる必要があると感じます。皆さんご存じの、1.雇用流動性、2.岩盤規制や既得権益対策、3,自分で考える教育への変換 4,少子化対策、移民対策が必要だと感じます。一つ一つが議論の対象です。」
その通りです。日本はどこに行きたいのだろう?誰が決めるのでしょう?政府?代議士の先生たち?
多くの政治家は利権と保守のための発言しかしていないようにも思うのは私だけでしょうか?
本日の議題の(1)失われた30年、つまりは危機状態にあると言うことを理解している政治家はどれだけいるのだろう。。。。思いが過ぎる。
若い人たちから意見があった。「私たちはちゃんと考えている。日本にこうなってほしいと言う「失われた30年」に生きた大人に、まずどう変わって欲しいのかと言う考えを姿勢、アクションを示してほしい。」
トム 「日本が発展した時期:明治維新、戦後。どちらも年配者から若者に権限移譲が起こったのではと思います。 年配者が若者に権限移譲する、規制を外す等の努力すべきでは。アメリカは雇用流動性、移民で若返りが起こっている。」
S [テレビの影響が非常に大きい。空気(みんなと同じを強要する)を大事にしている。和を乱すことを良しとしない。テレビ(ジャーナリズム)が変わらなければ日本は変わらない。]
その通り!!コロナのマスクも同じですね。先月日本にいたのですが、公共の場所でのマスクはわかるのですが、普通の人通りのない道でも周りの目を気にしてマスクをしている。
と言った感じで議論は進み、あっという間の120分が経ってしまった。
非常に重要な問題であるので、またの機会に様々な形で継続できれば良いと思いました。
若い人材を育てるのは良いが、大人達が本問題を理解していなければ何も変わらないと思ったセッションでした。
今回のイベントを通して思ったのは、議論の次に何をするべきなのか。どんなアクション?政府への働きかけ?私が経産省への提案? 今後、私自身のアクションと決めたのは、これらの問題を語り、大人、そして若人達に問題意識を持ってアクションを起こしてもらう事。
この後、両団体で本フォーラムのビデオから文字起こしを行い、内容の記録をPDF化していきます。
先日まで日本に5週間滞在していました。大分の九重という温泉地に壁画を描きに行って来ました。その時、過疎化を肌で感じてしまい、日本の将来に対して非常に不安を感じました。旅館のサービススタッフは全て、海外留学生です。昔、温泉旅館街にあったスロットマシーンとかの娯楽は全くありません。コンビニと酒屋ぐらいです。このままで本当に存在できるのか。。。。
そして、小鹿田焼のギャラリーのオーナー会う機会があり、彼から「このままでは、小鹿田焼だけでなく様々な日本の良い文化が消滅してしまう、世界に小鹿田焼を広めるために、日本は世界にいかに発信すれば良いか?」という相談を受けました。色々と話をしたのですが、本テーマに非常に関連したタイムリーな質問だと思いました。
情報発信あるのみ!
そして、アクション!
皆が、意識を持ってアクション起こせば、良い環境、良い経済、良い世界が生まれる! (と思う)
11・13・2022
大永英明
Co-Founder, JABI
2年半以上経っただろうか。本日は、コロナ明け(?)初めてのIn Personとズームでのハイブリッド形式でJABIメンバーのキンバリーさんによる「”シリコンバレー流 イノベーションマインドセット” グローバル環境を生き抜く力を身に着けるワークショップ」と題したJABIサロンを行った。
最近、また、コロナ感染者が増えてきているので、当然のプロトコルとして、体温チェックでの入場。
非接触の体温計を家から持ってきたのだが、非接触の距離とか使い慣れていない。おかげで、
スタッフの中には、熱の範囲の表示も。少し、待って、やり直して、全員平温ということでオッケー!
昨年から新しくメンバーとなり、イベント実行メンバーとして参加いただいている塩見さんは、イベントのプロ。前職ではテレビ番組を作っていたこともあるとか。。。
数台の外部カメラ、カメラ切り替えスイッチャー、モニタースピーカーなどを屈指してのアメリカ会場と日米のズームによる参加者とのセッションです。
コロナのせいもあり、In Personの参加者が少ない。講師を入れて9名だ。よって、ライブ中継のテレビ番組の参加者・観客として現場にいるようなこじんまりとしたサイズ。
まずは、ピザで腹ごしらえ。。。今日はインドピザ!結構美味しい。
さて、腹ごしらえ、ズーム、ビデオのセットアップも終わり、いよいよスタート!!
リモートの参加はJABI会員のみならず、一般からも参加。また、日本サイドの参加者にはJABIと提携している関西ベンチャー学会や神戸ベンチャー研究会のメンバーも参加された。
MCであるインターンの秋篠里駆(リク)君の進行で、いつものようにJABIの紹介をイベント担当理事のトム岡田さん、そしてナディア・ソープ会長の挨拶に引き続き、メインのセッションが始まった。コロナ中のズームのセッションでからりの場数を踏んだので、里駆君の会話もスムーズである。
『Scrappy Project Management』の著者である講師のKimberly Wiefling(キンバリー・ウィーフリング)さんは、「Wiefling Consulting CEO」、「シリコンバレー・アライアンスの共同設立者」、グローバル・ビジネス・リーダーシップ・コンサルタントである。専門はグローバルチームの効率化で、一般的には不可能であることを実現するチームを作ることを得意としており、多くの米国、日本、ヨーロッパ、アジアの企業にリーダーシップマネージメントを教えている方です。
これまで50カ国以上の人々と仕事をしてきた彼女は、地球を1つの熱心なチームへと変えていくことをモットーに仕事をしており、JABIが提供する5UPシリコンバレー研修プログラムの主要カリキュラムも担当いただいている貴重な存在です。
というわけで、本ワークショックの内容を5UPやその他で受講している私は、本日はブログの記者としてワークショップに参加した。
知性、学歴、経験があるからといって、社会における結果は保証されません。成功のためには以下の壁を乗り越えなければなりません。
”F"ear of Failure.
"A"version to Planning.
"I"nstinct for Competition & assuming that their goals are “Impossible”.
"L"earned Helplessness.
失敗への恐れ
計画への嫌悪感
競争への本能とその目標が「不可能」であると仮定すること
学習性無力感
日本では、一般的に失敗を嫌うので、予測可能や、回避することが可能な課題での実施が多い。
しかし、シリコンバレーではリスクは日常茶飯事であり、間違いはそこから学ぶ
ためのプロトタイプであり、失敗は「実験」であるという考え方。必要なリスクを取り、「失敗」から学び、「失敗」を成功への足がかりとして祝福することを厭わない人たちが、イノベーションを繰り返し起こすことができる。これこそが、シリコンバレー・マインドセットの核となる部分だ。
これをワークショップを通じて、全員参加で体験した。
例えば、いつもと違う新しいことをするときは違和感を感じ、不快感がある。しかし、それは自分自身が進化している途中なのだと、自分を褒めてあげよう。(なるほど!)
マウンテン・ビューにあるNASA AMES Centerでの調査の結果、5歳の子供たちの方が高学年生、そして大人と比べると想像力が高く、年をとるにつれて想像力が下がっていくらしい。それは学校に行くことによって間違ってはいけないという型にはまった考えをするからである。小さな子供たちは「失敗を恐れない」というマインドを持っているのですが、年をとるにつれて、賢くなった分、そのマインドを忘れてしますのですね。
そして、”Yes, But” v.s. “Yes. And”の話。これもシリコンバレーでは良く語られる話のひとつだ。
例えば、会話をしているときにAさんがあるアイデアをだしたところ、Bさんが、「そうだね、でも。。。。。」とYes, But のモードで話をするとアイデアは常に負のエネルギーで下がっていく。
例えば、「大勢でパーティーをしよう、50人ぐらいで、美味しい料理で。」「いいね、でも、お金もかかるし、家はそんなに大きくない。10人ぐらいでレストランに行くのは?」「いいね、でもやっぱりコストがかかる。湖に行こうか。」「いいね、でも。。。。。」結局、アイデアは消極的な方向に進み、消えていく。
しかし、Yes, and のマインドを持つと、話がどんどんプラス方向に広がっていく。
「いいね、そして、、、」という会話を持つことによって建設的なアイデアの展開になっていく。
これがシリコンバレー・イノベーション・カルチャーの基本会話スタイルである。相手を否定するのでなく、肯定して自発的にもっと良い方向に導くために協力するわけである。
どうして、”But”でネガティブな考え?を言う人がいるのだろう?それを言うことによって自分の方が賢く見えるのかもしれない。そして、その人も失敗が嫌いだから消極的な話になってしますのかも。
ブレークアウトルームに分かれて“Yes. And”方式の会話で「未来ニュースレポート」を語り合った。そして、各チームの代表者が、「未来ニュース」のレポーターとして報告をした。なんと素晴らしい未来予想図を各チームがしてくれたことか。
新しいアイデアを生むための会話であってアイデアを殺すための会話ではない。そのあたり前のような忘れてしまったことを行うのが「シリコンバレー風」なのかも。
シリコンバレーでは、失敗を恐れず、いっぱい失敗する事によって成功に近づくことができる。
まさにそれがシリコンバレーのスタートアップの真髄である。
キンバリーさん、スタッフのの皆様、そして参加者の皆様、ありがとうございました!
(文責:大永英明 JABI Co-Founder 2022/10/10)