Thursday, March 31, 2011
ホワイトハウスが”Startup America"を立ち上げ
Innovation事業を支援し、技術革新で豊かになろうと。シリコンバレーの成功例を米国政府が採用している http://bit.ly/h4uF4T 八木 博
Thursday, March 24, 2011
iPadが医療現場に進出
iPadが医療現場で活用されている様子を、ブログでアップしました。
Bostonの病院で、医師たちによって活用されている様子が紹介されています。
このような利用法を見ても、iPadのInnovationの奥行きには目を見張るものがあります。
ブログはこちら
八木 博
Bostonの病院で、医師たちによって活用されている様子が紹介されています。
このような利用法を見ても、iPadのInnovationの奥行きには目を見張るものがあります。
ブログはこちら
八木 博
Friday, February 25, 2011
多様化とローカライゼーション
友人のアメリカ人(ロシア系白人)と 久しぶりに夕食をした。
先ずは、ベトナム系バーで合流。 シリコンバレーは、マウンテンビュー、 当然、ITソフト産業のど真ん中という事もあり、客のほとんどはアジア人。ここでは白人がマイノリティーだ。
シリコンバレーは、そういった多様文化が集まった世界の特異地域。(シンガポールも凄い。)
友人のボブは、シャブシャブが良いというので、同じカストロ通りのシャブシャブの店に行った。アメリカ人(アメリカに住む人達)にとってシャブシャブ料理 とは何?
純日本式というのはビジネスとして大変難しい。
先ずは、スープの選択。普通(?)か、チゲ風。チゲ風スープの理解はできるが、日本のシャブシャブ店では見かけない。だしはゴマだれとポン酢。これは一緒だ。
注文の後、自称アジア通(香港、タイ、ベトナム、台湾とかいろいろとビジネストリップの経験あり)のボブは、出されたご飯にいきなり、薬味用のネギ、ホッ トソース等をかけ、食べ始めた。(そういえば、昔、上司の白人アメリカ人を実家に招待した時、いきなり白飯に醤油をぶっかけ、両親兄弟と私を驚かせた想い 出がある。)
文化を守るのは大事であるが、押し付けるのでなく、それを地域文化に融合させて行くのがその文化を広めるためには重要なのだろう。
製品開発も同じ。本国のオリジナルのコンセプトや仕様を押し付けるのではなく、その地域、ニーズに合ったものを提供するのがマーケティングの本来の仕事な のだろう。(押し付ける営業と売れる製品開拓のマーケティングを勘違いしている企業が多いが。。)
その多様化ニーズを熟知したシリコンバレーだから、世界仕様の設計やコンセプトを構築が可能。
これが多様性とローカライゼーションの原点であると再認識した夕食であった。(家に帰ってから口直しにお茶漬けを食べたかったが、。。。。残念!)
大永英 明
先ずは、ベトナム系バーで合流。 シリコンバレーは、マウンテンビュー、 当然、ITソフト産業のど真ん中という事もあり、客のほとんどはアジア人。ここでは白人がマイノリティーだ。
シリコンバレーは、そういった多様文化が集まった世界の特異地域。(シンガポールも凄い。)
友人のボブは、シャブシャブが良いというので、同じカストロ通りのシャブシャブの店に行った。アメリカ人(アメリカに住む人達)にとってシャブシャブ料理 とは何?
純日本式というのはビジネスとして大変難しい。
先ずは、スープの選択。普通(?)か、チゲ風。チゲ風スープの理解はできるが、日本のシャブシャブ店では見かけない。だしはゴマだれとポン酢。これは一緒だ。
注文の後、自称アジア通(香港、タイ、ベトナム、台湾とかいろいろとビジネストリップの経験あり)のボブは、出されたご飯にいきなり、薬味用のネギ、ホッ トソース等をかけ、食べ始めた。(そういえば、昔、上司の白人アメリカ人を実家に招待した時、いきなり白飯に醤油をぶっかけ、両親兄弟と私を驚かせた想い 出がある。)
文化を守るのは大事であるが、押し付けるのでなく、それを地域文化に融合させて行くのがその文化を広めるためには重要なのだろう。
製品開発も同じ。本国のオリジナルのコンセプトや仕様を押し付けるのではなく、その地域、ニーズに合ったものを提供するのがマーケティングの本来の仕事な のだろう。(押し付ける営業と売れる製品開拓のマーケティングを勘違いしている企業が多いが。。)
その多様化ニーズを熟知したシリコンバレーだから、世界仕様の設計やコンセプトを構築が可能。
これが多様性とローカライゼーションの原点であると再認識した夕食であった。(家に帰ってから口直しにお茶漬けを食べたかったが、。。。。残念!)
大永英 明
Sunday, February 6, 2011
Tuesday, January 25, 2011
Off Grid(電気のないところ)にLEDが灯った
ケニアの村で、太陽電池を使ったLED照明が普及しつつあります。
http://www.imanetinc.com/blog/2011/01 /kenya_starts_from_off_grid_sol.html
灯油ランプから、LED照明へ。
ハイテク技術が、村の生活を「無理なく、明る い生活へ」と変えてゆきます。喜んで学校の勉強をする子供たちの姿が、まぶしいくらいです。
NY TimesのVideo記事を私のブログにアップしました。
八木 博
http://www.imanetinc.com/blog/2011/01 /kenya_starts_from_off_grid_sol.html
灯油ランプから、LED照明へ。
ハイテク技術が、村の生活を「無理なく、明る い生活へ」と変えてゆきます。喜んで学校の勉強をする子供たちの姿が、まぶしいくらいです。
NY TimesのVideo記事を私のブログにアップしました。
八木 博
Sunday, January 23, 2011
Value chainについて
岩村公彦 日米間のビジネスアレンジメントの仕事をしていて、一つ思う事は、両国でのvalue chainの構造の違いだ。
「モノ」 のvalue chainは、大きなくくりで、材料 → コンポーネント → モジュール → 商品・パッケージ → 顧客、となる。
米国では、各chainの輪毎に多くのplayerが居て、しかも、ベンチャーでも(時には、大学の教授でも)参入できる間口が確保されて いる。そして、value chainの輪の間での 関係は、many-to-manyなので、player達は、value chainの前後の関係で、自分のchainの輪の中での競争をしなければならない。自分の輪で、マーケットシェアをとり、コントロールパワーを持つと、 バーティカル・インテグレーションのチャンスが生まれる。でも、下手にインテグレートすると、選択肢を狭めるリスクもある。この様な構造でのダイナミック なビジネス展開が産業全体を育てる。
日本の場合は、主流となっているvalue chainは、大企業が、グループ会社や中小企業の囲い込みにより、バーティカルにインテグレートしていて、chainの輪の間の関係は、one-to- oneの関係になっていて、競争がない代わりに、大企業の事業の状況で、各player達のビジネスが左右される、という状況が生まれる。又、一度確立し たvalue chainには、中々、新たに参入し難い構造ではないかと思う。大企業が中小企業のvalue chainへの囲い込み(下請け化)を解き放ち、many-to-manyの構造を促進し、その事で、優れた技術とビジネスをもつ中小企業が、グローバル に進出するベースを作り、かつ、ベンチャービジネスを生み出す基礎を作り出して行くのではないか、と思う。many-to-manyの競争は、value chainの全般に渡って、痛みも伴うが、健全な産業育成につながる。
大企業のvalue chainの変革は中小企業のグローバル化に貢献出来る、と思う。
「モノ」 のvalue chainは、大きなくくりで、材料 → コンポーネント → モジュール → 商品・パッケージ → 顧客、となる。
米国では、各chainの輪毎に多くのplayerが居て、しかも、ベンチャーでも(時には、大学の教授でも)参入できる間口が確保されて いる。そして、value chainの輪の間での 関係は、many-to-manyなので、player達は、value chainの前後の関係で、自分のchainの輪の中での競争をしなければならない。自分の輪で、マーケットシェアをとり、コントロールパワーを持つと、 バーティカル・インテグレーションのチャンスが生まれる。でも、下手にインテグレートすると、選択肢を狭めるリスクもある。この様な構造でのダイナミック なビジネス展開が産業全体を育てる。
日本の場合は、主流となっているvalue chainは、大企業が、グループ会社や中小企業の囲い込みにより、バーティカルにインテグレートしていて、chainの輪の間の関係は、one-to- oneの関係になっていて、競争がない代わりに、大企業の事業の状況で、各player達のビジネスが左右される、という状況が生まれる。又、一度確立し たvalue chainには、中々、新たに参入し難い構造ではないかと思う。大企業が中小企業のvalue chainへの囲い込み(下請け化)を解き放ち、many-to-manyの構造を促進し、その事で、優れた技術とビジネスをもつ中小企業が、グローバル に進出するベースを作り、かつ、ベンチャービジネスを生み出す基礎を作り出して行くのではないか、と思う。many-to-manyの競争は、value chainの全般に渡って、痛みも伴うが、健全な産業育成につながる。
大企業のvalue chainの変革は中小企業のグローバル化に貢献出来る、と思う。
Saturday, January 22, 2011
日本の生きる道
最近、日本の危機感、そして中小企業のグローバル化等を取り上げたテレビ番組が増えた。正月休み中に「ニッポンの生きる道」と題したNHKの討論会をみた が、その中のゲスト達が、海外で生活している我々仲間が日頃口にしている事を簡潔に述べられていた。正月早々、スキッとした思いをしたので、ここに JABI活動に関係する部分を記したく本ブログ記事を書いた。
「デフレの正体」著者、藻谷浩介による、生産年齢人口の推移と経済成長の関係は、凄く分かり易かった。このグラフ一枚で日本の抱えている経済問題をかなり 理解する事ができる。
景気後退の理由に高齢化傾向による生産年齢人口の衰退や少子化などの理由がある。よって景気の悪さを国のせいにせず、企業が頑張る必要がある。「皆、当事 者になろう。」(コマツ会長、日本経団連副会長 — 坂根正弘)グローバルで勝つ為には多様化が必要であり、多様性市場を把握する必要がある。
真田幸光愛知淑徳大学教授は、日本再生のカギは中小企業と考え、「中小企業の生き抜く道」を提言した。スピードとリスクをとれる決断力は中小企業にある。 中小企業の方が製品開発し、黒字にもっていく時間が短い。(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)大企業ではできないが、中小企業であればできる事が沢 山ある、よって、これからは中小企業がもっと主体になって行くべし。
日本企業の99.7%が中小企業である。多くは、大企業を支える下請けであったり、サポートを提供している企業であるが、それだけではない。「小さい会社 は小さな商社と組んで海外進出すれば良い。」米倉誠一郎(一橋大学イノベーション研究センター長)
韓国では中国赴任者は家族を連れていき、世界を観るが、日本では単身赴任が多い。これではせっかく家族に「世界」「多様化」をみせる機会を放棄しているよ うなものである。まさに、自らガラパゴスを作っているわけだ。また、ノーベル化学賞受賞者、根岸英一博士は、日本からアメリカへの留学生が少なくなったと 嘆く。米倉氏によると、日本からアメリカへの留学生の数も1996年には世界トップだったのが現在第4位。(1位、2位のインド、中国と比べ、3倍以上の 差!!)アメリカに来るのはアメリカ人達と出会うのではなく、世界から集まった世界の人達と会うのが最大のメリットであるというのが理解されていないようだ。
様々な理由で日本脱出し、アメリカに住んでいる私達仲間は、常に日本の将来の危機を案じている。そして、JABIというコンソーシアムを介して日本からア メリカへ進出したい日本の中堅や中小企業を支援しようと、昨年、本コンソーシアムが結束された。多様化の必要性を感じ、既に多様化の世界で活躍している多 くの同朋が多様化/グローバル化を求めてアメリカへ進出したい企業を応援するのは当然の使命であると再認識する機会を与えてくれた特別番組であった。
大永英明
「デフレの正体」著者、藻谷浩介による、生産年齢人口の推移と経済成長の関係は、凄く分かり易かった。このグラフ一枚で日本の抱えている経済問題をかなり 理解する事ができる。
景気後退の理由に高齢化傾向による生産年齢人口の衰退や少子化などの理由がある。よって景気の悪さを国のせいにせず、企業が頑張る必要がある。「皆、当事 者になろう。」(コマツ会長、日本経団連副会長 — 坂根正弘)グローバルで勝つ為には多様化が必要であり、多様性市場を把握する必要がある。
真田幸光愛知淑徳大学教授は、日本再生のカギは中小企業と考え、「中小企業の生き抜く道」を提言した。スピードとリスクをとれる決断力は中小企業にある。 中小企業の方が製品開発し、黒字にもっていく時間が短い。(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)大企業ではできないが、中小企業であればできる事が沢 山ある、よって、これからは中小企業がもっと主体になって行くべし。
日本企業の99.7%が中小企業である。多くは、大企業を支える下請けであったり、サポートを提供している企業であるが、それだけではない。「小さい会社 は小さな商社と組んで海外進出すれば良い。」米倉誠一郎(一橋大学イノベーション研究センター長)
韓国では中国赴任者は家族を連れていき、世界を観るが、日本では単身赴任が多い。これではせっかく家族に「世界」「多様化」をみせる機会を放棄しているよ うなものである。まさに、自らガラパゴスを作っているわけだ。また、ノーベル化学賞受賞者、根岸英一博士は、日本からアメリカへの留学生が少なくなったと 嘆く。米倉氏によると、日本からアメリカへの留学生の数も1996年には世界トップだったのが現在第4位。(1位、2位のインド、中国と比べ、3倍以上の 差!!)アメリカに来るのはアメリカ人達と出会うのではなく、世界から集まった世界の人達と会うのが最大のメリットであるというのが理解されていないようだ。
様々な理由で日本脱出し、アメリカに住んでいる私達仲間は、常に日本の将来の危機を案じている。そして、JABIというコンソーシアムを介して日本からア メリカへ進出したい日本の中堅や中小企業を支援しようと、昨年、本コンソーシアムが結束された。多様化の必要性を感じ、既に多様化の世界で活躍している多 くの同朋が多様化/グローバル化を求めてアメリカへ進出したい企業を応援するのは当然の使命であると再認識する機会を与えてくれた特別番組であった。
大永英明
Subscribe to:
Posts (Atom)