Friday, February 25, 2011

多様化とローカライゼーション

友人のアメリカ人(ロシア系白人)と 久しぶりに夕食をした。

先ずは、ベトナム系バーで合流。 シリコンバレーは、マウンテンビュー、 当然、ITソフト産業のど真ん中という事もあり、客のほとんどはアジア人。ここでは白人がマイノリティーだ。

シリコンバレーは、そういった多様文化が集まった世界の特異地域。(シンガポールも凄い。)

友人のボブは、シャブシャブが良いというので、同じカストロ通りのシャブシャブの店に行った。アメリカ人(アメリカに住む人達)にとってシャブシャブ料理 とは何?

純日本式というのはビジネスとして大変難しい。

先ずは、スープの選択。普通(?)か、チゲ風。チゲ風スープの理解はできるが、日本のシャブシャブ店では見かけない。だしはゴマだれとポン酢。これは一緒だ。

注文の後、自称アジア通(香港、タイ、ベトナム、台湾とかいろいろとビジネストリップの経験あり)のボブは、出されたご飯にいきなり、薬味用のネギ、ホッ トソース等をかけ、食べ始めた。(そういえば、昔、上司の白人アメリカ人を実家に招待した時、いきなり白飯に醤油をぶっかけ、両親兄弟と私を驚かせた想い 出がある。)

文化を守るのは大事であるが、押し付けるのでなく、それを地域文化に融合させて行くのがその文化を広めるためには重要なのだろう。

製品開発も同じ。本国のオリジナルのコンセプトや仕様を押し付けるのではなく、その地域、ニーズに合ったものを提供するのがマーケティングの本来の仕事な のだろう。(押し付ける営業と売れる製品開拓のマーケティングを勘違いしている企業が多いが。。)

その多様化ニーズを熟知したシリコンバレーだから、世界仕様の設計やコンセプトを構築が可能。

これが多様性とローカライゼーションの原点であると再認識した夕食であった。(家に帰ってから口直しにお茶漬けを食べたかったが、。。。。残念!)

大永英 明

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