Friday, August 24, 2018

社会の変化と技術革新が生み出す新たな問題

先日、JABIの理事である大永さんのロボット事業の方の会議に参加させていただきました。

会議の中では主にロボットやAIについての話題が取り上げられて話が進められていきました。文系の学生である私にとって、専門用語などが飛び交うこの会議の内容全てを理解することはできなかったのですが、実際の社会で行われている会議に参加させてもらったことで、会議の構成や雰囲気を知ることができました。これから私が会議を通して感じたことをここに書いていこうと思います。

まず、会議の内容の中で興味深かったのが、大永さんの専門であるロボットが、これからの物流業界においてどのように利用されていくのかというものです。情報化や少子高齢化などが進んだことによって、社会の在り方が大きく変化しているということは私自身も知っていましたが、今回具体的な事例として、それがどのような影響を与えているのかを知って、改めて社会の変化についてより詳しく知るべきだと痛感しました。今回の会議では物流業界における変化と、それによって生じた新たな問題を解決する一つの方法としてロボットが登場しました。高齢化などによって労働人口が減っていくと考えられる分野では、今までとは違うシステムを取り入れ、事業を進めていくしかないのかもしれません。
労働人口が減っているのにも関わらず、新しい雇用の需要が生まれているということで、どこに新しいビジネスチャンスがあるのかを見極める力が、今後は今まで以上に重要になってくるのではないかと感じました。

昨今、ロボットやAIが人間のしていた仕事を代わってするようになるという話題をよく耳にします。ロボットやAIが増えることよって、人間の仕事、特に単純作業や肉体労働などが少なくなるため、今まで以上に人間には新しいモノやサービスを生み出すクリエイティブ能力が必要になってくるだろうと思っていて、それを持たない人ともっている人の間の格差がさらに広がっていくのではないかと考えています。
つまりロボットやAIの技術が進歩するにしたがって、教育を受けてきて専門分野を持つ人間は、新しい製品を生み出すことを今まで以上に効率的に行えるようになるかもしれないが、まともに教育を受けられていない人間は、仕事がどんどん無くなっていくのではないかということです。大永さんはこのようなロボット/AI化が進んだ未来に対して、人間がロボットやAIと共存していくためには人間にしかできないことと、ロボットやAIにもできることを明確にし、人間が創造力を養っていかなければならないと述べています。

このような問題を解決するためには、やはり世界中の人が十分な教育を受けられるような社会を作っていかなくてはなりません。簡単な問題ではないですが必ず解決しなければならないことだと、私は今回、仕事のロボット/AI化の話を聞いていて改めてそう感じました。

JABI インターシップ 法政大学  江藤 壮俊

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