JABIでボランティア活動をしてくれている濱津草太さんが、また第53回JABIサロンの参加レポートを投稿してくれました。講演者に冨田先生をお呼びし、「ストレスに負けない力 ・AI時代に必要な能力、「想像力」とは?」についてお話し頂きました。
是非ご一読ください!
https://note.com/sohtahamatsu/n/n42485410fc1a
JABIでボランティア活動をしてくれている濱津草太さんが、また第53回JABIサロンの参加レポートを投稿してくれました。講演者に冨田先生をお呼びし、「ストレスに負けない力 ・AI時代に必要な能力、「想像力」とは?」についてお話し頂きました。
是非ご一読ください!
https://note.com/sohtahamatsu/n/n42485410fc1a
JABIでボランティア活動をしてくれている濱津草太さんが、金沢大学融合研究域融合科学系教授の高松先生をお迎えし行われた第51回JABIサロン、「血液内科最前線:最新医学により血液がん、白血病が治癒可能に!」の参加レポートをNoteに投稿してくれました。是非ご一読ください。
https://note.com/sohtahamatsu/n/ne54d85bebfda
JABIのミッションは、学生や中小企業の世代交代を担う若者に、日本の伝統的な考え方とシリコンバレー風の破壊的なイノベーションやアイデアを組み合わせた人材育成を通じて、日本の経済発展に貢献することです。この目的を達成するために、JABIは中小企業・ベンチャー企業・起業家の米国進出や米国企業の日本進出を支援しています。
このミッションの一環として、JABIの5UPシリコンバレー研修プログラムは、5つの構成要素から成り立ちます。このプログラムは、起業家精神やイノベーションの創造に必要不可欠な「間違いや失敗を恐れない」というマインドセットの形成に大きく寄与するものです。
5UPシリコンバレー研修プログラムは、以下の5つの要素から構成されています。
大学向けの5UPシリコンバレー研修プログラムにおけるビジネスプラン作成は、参加学生たちが起業を目指しているわけではないため、想像力をかきたて、未来を見据えたビジネスやサービスのアイデアを生み出し、仮想の会社でのプランを作成することが求められます。また、ビジネスの合併やコラボレーションも体験し、チームワークやリーダーシップを養成することがプログラムの目的の一つです。
プログラムのオリエンテーションの後、まずは頭の体操!
本プログラムのキーとなるのは、「失敗を恐れず、自分の殻を破る」ことです。これを体で覚えるためのワークショップが行われます。本年は、JABIメンバーであり、15年以上にわたって多数の日本と米国の大企業向けに提供してきたグローバルリーダーシップや組織強化プログラムを提供しているキンバリー・ウィーフィリング氏がインド出張のため、同じセミナーを提供しているパートナーであるマット・シュリーゲルさんによって行われました。
このワークショップの目的は、「固定概念をとりのぞく=自分を変える」というコンセプトを体で覚えることです。これから社会に出て、様々なことに挑戦していくためには、これまでの固定概念を取り除く必要があります。そのためには、柔軟に考えるための頭の体操を行い、自分自身を変えていく必要があります。
このワークショップでは、英語での頭を使うコミュニケーションで1日が始まり、可能な限り毎日続けられます。なぜなら、新しいことは頭で覚えるのではなく、体で覚えるべきだからです。
さて、マットさんの洗練を受けてから、私たちはランチタイムを利用してシリコンバレーエコシステムやこの地がなぜ重要視される場所であるのかについて説明しました。世界中の人々がなぜシリコンバレーに注目しているのかを話し合いました。
5UPシリコンバレー研修会では、人材育成に関する重要な2つのポイントが伝えられています。 まず、日本国民性の教育による固定概念を打破し、積極的に物事に取り組んでいこうというシリコンバレー風のアプローチが提唱されています。そして、日本が危機状態にあるのではないかという問題提起が行われました。この点は、参加者にとって難しいかもしれませんが、アメリカに住む私たちにとっては歯痒い問題でもあります。 ビジネスアイデアを考えるために、まずは「失われた30年」というテーマで議論が行われ、そこからアイデアを派生させてビジネスプランを考えます。しかし、このテーマについての共通理解がなければ、年代を超えた参加者同士での意見交換ができないでしょう。そこで、参加者に日本の現状に対する危機感を持っているかどうかを問いかけ、意見を交換することで、より深い議論が行われました。
2日目については、私自身は参加できませんでしたが、JABI 5UPコアメンバーであるテッド友永さんが、全ての工程をアレンジしてくださり、PayPalの見学やスタンフォード大学の歴史について学ぶ機会がありました。また、JABI内外の方々の協力を得て、現地で活躍されている方々からハードウェアの開発や起業についてのセミナーを受けました。スタンフォード大学の歴史を知ることで、大学がどのように成長し、社会への貢献をしてきたのか、また大学と地域の関係性やWin-Winの関係について学ぶことができました。
そして、夜にはマウンテンビューにあるレストランで、5UPコアメンバーであるトム岡田さんによる「日米比較考察、アメリカ留学移住経験談」のお話を聞くことができ、ゲストの方々からも貴重なお話をいただきました。
その他のセッションでも、毎晩の夕食時には実際に当地で活躍する社会人や学生をゲストに招き、彼らのアメリカに来たきっかけや、現在アメリカに住んでいる理由など、様々な観点からの意見を共有しました。これにより、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まっているシリコンバレーの魅力や、グローバルな視野がどれだけ重要であるかを実感することができました。
研修中、私たち学生の健康管理を支えてくれたのが、共感してくださった食事ボランティアグループの5名のお母さん方々でした。日本食なしのカリフォルニア当地の多様な食事をバランスよく企画し、調達、料理してくださり、初日のランチはCostcoのピザでした(笑)。朝から夜までの12時間の研修が、この食事チームの存在のおかげで頑張れました。すべての食事が非常に美味しかったです。ありがとうございました!
さて、最終日は、当地で活躍している九州大学シリコンバレー客員教授、NEDOシリコンバレー所長、コンサルタントなどを審査員に迎えた「ビジネスアイデア発表会」が行われました!前日のチーム編成後の議論を見て不安を感じた私たちメンターであるJABIメンバーのトム岡田氏、テッド友永氏、そして私自身ですが、果たして各チームのプレゼンテーションの出来栄えはいかに?
各チームは5分のプレゼンテーション時間を与えられ、発表が始まりました。
そうそう、お昼からは本プログラムに参加の学生だけでなく、別のプログラムでシリコンバレーに来ている鹿児島大学の学生グループも合流し、盛り上がった発表会となりました。
ペアを組んでいた二人が最初は個別に持っていたアイデアを抱えていたため、協調して一つのアイデアに進化させることに不安を感じていました。しかし、前日のアイデア調整から、彼らのアイデアはがらりと変わり、パートナー同士の意見調整を通じて、すばらしいアイデアに進化しました。各チームの発表を終えた瞬間、私たちはこの研修が成功したことを実感しました。
チームの名前は(1)株式会社Mobicon、(2)Nerine、(3)Scalpedical、(4)すくすく君、そして(5)株式会社Guppo。
審査員達による審議がありトップ2チームが発表されました。一位はLGBTQの人達が安心してコミュニケーションを取れるプラットフォーム開発提案グループ, Nerine。二位は看護師など海外からの医療人材と国内の医療従事者の人材不足をマッチメーキングするScalpedical!
各審査員から寸評をいただいた後、研修修了証を配布し、正式なプログラムは終了しました。その後、私が主催するシェアハウスSV英明塾で恒例のBBQが始まりました。食べたり、飲んだり、歌ったり。研修期間中の濃密な時間を過ごした後の宴は、本当に楽しかったです。本プログラムに参加された学生の皆様には、シリコンバレー滞在中に、一生忘れられない、本物の「シリコンバレー体験」をしていただけたでしょうか?参加者が帰国後、将来の起業志望の有無に関係なく、自分の力で日本を担う将来の社会人としてのあり方を実践するための大きな動機の一つとして、この研修を思い出してくれることを願っています。
ご協力いただきましたJABI内外の支援者の皆様、インターン、ボランティアの皆様、大変ありがとうございました。
大永英明
Co-Founder, JABI